「きみもこの本を読んでみないか!?」
九国の先生がみなさんに読んでみてほしい本を紹介するコーナー第6弾です。今回は戸渡先生(家庭科)からの挑戦状です。
『怪しい来客簿』 (色川武大著)
戸渡先生のレビュー
私が20代のときに、何を探すでもなく本屋で手に取った一冊。戦中・戦後の昭和の日本で、主人公(モデルは筆者自身)が出会った「怖い人」たちの話です。筆者独特の生理的感覚で描かれる世界観がお気に入りです。「怖い人」たちは社会のはみ出し者ですが、筆者はこの人たちへ冷たくかつ温かく視線を注いでいます。世の中にはいろんな人がいるということが分かるので、自分は人と違うと悩んでいる人に読んでほしいです。
おすすめの本を手にする戸渡先生。1年生の担任をしています!
こちらがその本。今年は文学の冬にしてみないか!?