進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
この春に卒業した先輩からのメッセージはこれが最終回です。新1年生とは顔を合わせることのなかった先輩ですが、後輩を想う気持ちは同じはず。
最終回の先輩は、卒業するとき進学クラスに在籍していました。クラブでは、3年連続で甲子園へ応援にいったチアリーダーに所属していました。
成功と失敗とを分けるのは、本人の強い気持ちです。
彼女は1年生の時からとても元気な生徒でした。
チアリーダー「INSPIRE」の一員として母校を鼓舞。
伊地知奈穂さん(田原中)。福岡教育大(教育)に合格!
「私なりの工夫は、時計の時間を5分早めること」
伊地知さんが選んだ言葉は、所属していたチアリーダーのチーム名でもある「INSPIRE」。日本語で、人を奮起させる、といった意味があります。
これまで母校や仲間を奮起させてきた彼女は、自分の受験の時もこの言葉で気持ちを奮い立たせたそうです。将来の夢は、小学校の先生です。
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進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
高校には入学試験があり、およそ自分と同じくらいの力の生徒が集まります。しかし、彼は高校に入ってから周りのレベルの高さに驚いたそうです。
中学までは全然勉強しなかったそうですが、環境に刺激されて必死に学び直しました。心がけたのは、教員からの助言を言われた通りに行うこと。
そして、目立たないところから一気に上位へ浮上しました。
1年生の時の彼。ここが学習のリスタートでした。
入学時の成績のままでは、進路実現は不可能でした。
谷祐樹くん(大谷中)。九州大(工)に合格!
「大学では環境に優しい建築素材を研究したいです」
谷くんは自宅近くの県立高校に届かず、第2希望で九国に入学しました。九国では周りの友人を見ているうちに、中学での学びの甘さを反省したそうです。
そして、九州で一番の大学に入ることで、昔の自分と決別しようとしたそうです。諦めそうなときもありましたが、彼の初心の決意は崩れませんでした。
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進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
毎年、九国には1年間の長期留学をする生徒がいます。九国では独自の手法をとっているので、1年間留学しても、3年で卒業することができます。
帰国した生徒は、九国を卒業してそのまま海外の大学に進学したり、日本の大学を経由して海外に留学したり、いろんなパターンの生徒がいます。
今回の先輩は3カ国語を話せる準特進クラス生。
彼は2年生になると、1年間ドイツに留学しました。
滞在中はさまざまな国を訪れ、複数語を習得しました。
河野巧一くん(九国付中)。長崎大(多文化)に合格!
「印欧語系の研究をして、言語学者になりたいです」
上のドイツ語は、イッヒ カン ノフ ヴァイター ゲーンと発音します。和訳は、「僕はもっと遠くに行ける」。自分はまだまだやれるという意味の言葉です。
河野くんは世界の言語を学び、言語学から異文化理解を考えたいそうです。大学は目標をもっていく場所なので受験前に自分のビジョンを明確に、とのこと。
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進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
九国は北九州最大規模の学校です。その中には、活発で目立つ人もいれば、大人しくひかえめな人もいます。今回の先輩はとてもひかえめでした。
学力面でも、入学後はクラスで目立つ方ではありませんでした。周りには数学などで才能のある友人が多くてすごいな、と思っていたそうです。
彼女いわく、「私は才能型ではなく、努力型です」
中央に写っているのが彼女。大人しい生徒でした。
センター試験では失敗しましたが、2次試験で逆転。
鶴野郁子さん(福教大附小倉中)。東京大(文Ⅱ)に合格!
「才能の有無は言い訳。私は努力で壁を破りました」
鶴野さんが東京大をめざしたのは2年生の秋。そこから各教科の基礎固めを徹底したそうです。合格者の8割が男子の中、残りの2割に入りました。
3年前に高校を選ぶとき、クラブ活動には入るべきだという雰囲気の高校は自分に向いてないと思い、自由な校風の九国を選んでくれたそうです。
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現時点での進学実績をご報告します。
この春に卒業した九国生の国公立大合格は143名で、既卒者(浪人)を合わせると158名となります。国立準大(防衛大など)は含みません。
九国には付属中もありますが、中学校として独立しているので一貫教育ではありません。この実績は九州国際大学付属高校の3年間でのものです。
また、今年度は「宝塚音楽学校」にも1名の合格者が出ています。どの進路を歩む九国生も、それぞれの夢に向かってがんばってください。
詳しい進路実績は下のページからご覧ください。
これは3年前の入学式の写真です。この日から、
希望進路の実現に向けての努力が始まりました。
ときには職員室に足を運んで先生に質問をしたり、
空いた場所で即席の講義をしてもらったりしました。
それぞれの努力の上に咲いた合格の花です。
苦しみながら必死に合格をつかみ取った生徒。
N組やS組から難関大学の門をこじ開けた生徒。
進学クラスで入学してきて国立大に通った生徒。
1年間の浪人生活を経て希望進路をかなえた人。
すべての合格者のみなさんへ、おめでとう!
進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
最初から自分に自信をもっている人は多くないでしょう。まして受験に臨むとなれば、不安になるのは当たり前。心配なことは次々思い浮かびます。
でも、不安に負けてしまっては、本来の力を出し切れません。普段は友人や教員に支えられていても、本番では一人で戦わないといけません。
今回の先輩は、気力で第1志望に合格しました。
彼女は放送部員でした。賞を受けたこともあります。
オープンスクールでは司会も務めてくれました。
南侑花さん(戸ノ上中)。福岡県立大(人社)に合格!
「早めの準備が、自信をつけることにつながります」
南さんは社会福祉士になるのが夢です。そのための大学進学でしたが、はじめは苦しいところからのスタートで、なかなか成績も上がりませんでした。
自信も失いそうでしたが、毎晩寝る前に「私なら大丈夫」と言い聞かせてきたそうです。途中で逃げ出さない強い気持ちが、合格を引きつけました。
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進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
今回の先輩は信じる気持ちをもち続けた先輩です。遅く始めた受験対策でしたが、自分のポテンシャルを疑わず、九国の教員を信じて勉強したそうです。
第1志望大学への合格は苦しい道のりです。でも、その長く険しい道の先には、歓喜の涙が待っています。逃げ癖がある人に、栄光はやってきません。
少しずつでもいいので、毎日確実に、一歩前へ。
アクティブラーニング中に振り向いた瞬間の1枚。
クラスマッチで喜んでいるところ。一番右です。
川本脩平くん(上津役中)。九州工業大(情工)に合格!
「癌で苦しむ人を救う研究をしようと思っています」
川本くんは、大学へ生命情報工学を学びに行きます。志望校への挑戦を決意したのは3年生の7月。かなりのスロースタートになりました。
そこからは毎日21時まで学校に残り、帰宅後は深夜2時まで勉強し、朝は7時から登校して自習しました。必死の思いで遅れを取り戻しての合格です。
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新年度の「新入生説明会」が行われました。
説明会場には、県内外のさまざまな中学校の制服が集まりました。次に彼ら・彼女らが集まるときには、真新しい九国の制服を着ているはずです。
新入生のみなさん、きみたちは九国生の一員です。今年度も700人以上の中3生が、残念ながら九国の合格通知を手にすることができませんでした。
その競争に勝ち残ったというプライドをもってください。
今朝の第1体育館前です。ここが新入生説明会場。
自分のクラスを確認して、受付で手続きを済ませます。
会場では九国の生徒会が誘導や案内をしてくれました。
教員の指示がなくても自発的に動いてくれて助かります。
西元校長からの挨拶。みなさん、ようこそ九国へ!
生徒会長の近藤さん(高須中)からも歓迎のスピーチ。
一通りの説明が終わったら、それぞれの教室に移動。
教室では書類の回収がありました。なお、この教室は、
先日、サッカー部員が大掃除をしてくれていました。
気が利く生徒たちです。後輩のためにありがとう。
進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
前回紹介した進谷くんと同じく、今回も遠方通学の先輩です。こちらは宗像市から九国へ通っていました。とても強い意志をもった女の子です。
その心の強さは、小事にも手を抜かない不断の継続力を生みだしました。JRやバスの中は、良い学習時間になったそうです。遠方通学者の特権ですね。
先輩からのメッセージの意味がわかりますか?
受験の準備を始めたのは2年生からだそうです。
ずっとめざしていたのは、九州で一番の大学でした。
濵田琴乃さん(河東中)。九州大(文)に合格!
「日本中世史を学んで、歴史学者になりたいです」
濵田さんからのメッセージは、「コツコツと努力する」という意味の言葉。彼女もはじめから好成績だったわけではありません。地道な努力家です。
大学では、北畠顕家に軸足をおいて日本の中世を研究したいのだとか。いつか歴史学者になって、学界でもその努力の花を咲かせてください。
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進路を決めた先輩から後輩へのメッセージ!
九国は遠方通学者が多い学校です。県外では大分県や山口県から、県内では福岡市、宗像市、飯塚市、豊前市などから通学している生徒がいます。
今回の先輩はそんな中のひとり。3年前は地元の県立高校を選ばず、行橋市から九国まで通いました。近年、行橋方面からの通学者は増加中です。
九国には朝の課外授業がないから通えたのだとか。
入学したばかりの「ふれあい研修」での写真です。
彼は弱音を吐かない努力家でした。皆勤賞での卒業!
進谷崚太くん(長峡中)。熊本大(文)に合格!
「将来は、英語教育や留学関係の仕事がしたいです」
進谷くんは寡黙にコツコツと努力を続ける生徒でした。所属していた陸上部で、入念な準備が本番での良いパフォーマンスを生むことを学びました。
だから、彼が伝えたい言葉は、「準備」。後輩のみなさん、行き当たりばったりの生活をしていませんか?成功した先輩は、みんな準備が上手でした。
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